犯罪統計、8万件未計上-過去5年、全署で不正処理―幹部89人処分・大阪府警 [空き巣被害]

大阪府警の複数の署で犯罪統計が不正に処理されていた問題で、府警は30日、昨年公表した堺署を除く全64署で2008~12年、窃盗など約7万4700件の刑法犯認知件数が適切に計上されていなかったとする調査結果を明らかにした。未計上は堺署分と合わせ約8万1300件に上り、全刑法犯約85万件の1割近くに相当する。犯罪対策の重要な指標となる統計が、実態を正しく反映していなかったことが明らかになった。

府警は「個々の担当者の安易な判断が原因」としており、同日、当時の歴代刑事総務課長4人や署長ら幹部計89人を本部長注意などの処分とし、担当者ら179人を業務指導した。

全国ワーストが続いていた大阪の街頭犯罪は、10~12年に3年連続で東京を下回ったと公表されていたが、実際は逆に約2800~1万900件上回り、一度もワースト返上できていなかった。 

時事通信 2014年7月31日
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