のぞき見目的、顔隠し侵入 元副検事、起訴内容認める [空き巣被害]

同僚の女性検察事務官の鍵を盗んで自宅に侵入したとして、住居侵入と窃盗罪に問われた京都地検宮津支部の元副検事の男(44)=懲戒免職処分=の初公判が27日、京都地裁であり、男は起訴内容を認めた。検察側は「公正誠実に職務に当たるべき検察官による犯行で、社会に与えた影響は大きい」として、懲役2年6月を求刑し、即日結審した。

起訴状によると、1月24日、京丹後市の京都丹後鉄道網野駅に停車中の列車内で、女性事務官のかばんから自宅の鍵を盗み、同日から2月23日までの間、21回にわたって宮津市の事務官宅に侵入したとしている。

検察側は論告で、事務官の私生活をのぞき見る目的で、犯行の発覚を免れようとタオルで顔を隠して侵入したと指摘。「犯罪被害者の思いに耳を傾ける検察官の職にありながら、犯行を次々と繰り返した」と述べた。弁護側は「反省しており、再犯の恐れはない」として、執行猶予付き判決を求めた。

2018/4/27京都新聞
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